難病者の就職までの道のりをインタビュー!

重度の膠原病と診断されてから、リハビリ後、就労移行支援で勤務先が決まった長谷川さんにインタビューをしてみました。

記者
病気で辛かったことはなんですか?
難病は主に原因がわからないものが一括りにされているので治療方法がないことですね。身体への痛みと心の苦痛が繰り返し起こっていました。
記者
うつ病も併発されたそうですが、どのようにリハビリをされたのでしょうか?
私の場合、入浴時と睡眠時に痛みが治っていたのでなるべく入浴をしていました。うつ病は不安や痛みから精神的な問題が重なっていました。
記者
入浴で回復されたんですか?
医師からはスポーツをやるようにアドバイスを受けましたが、気分の落ち込みも酷かったのでスポーツはできず、なるべく外で出かけて体を動かすようにしていました。
記者
そうなんですね。仕事が決まるまでの道のりはどのような過程だったんですか?
徐々に体調が整ったので医師から就労移行支援事業のことを伺い、体調管理をしながら就職のサポートをしてもらいました。
記者
就労移行支援事業ですか?
はい。行政が障害がある方向けに、費用負担をしてくれる就職活動のサポートです。
記者
長谷川さんはそちらに通われていたんですか?
はい。私は1年ほど通いながら就職活動をしていました。体調管理が課題でしたので、最初の数ヶ月は体調管理をメインにしていました。
記者
就労移行支援では体調管理ができたんですか?
私の場合は、職員の方が分析シートを作ってくださったので体調を崩しやすい傾向がわかり苦手なことを取り除くことで改善できました。
記者
素晴らしいですね。その後は順調に就職できたのでしょうか?
やはり難病指定されていると就職が決まりにくいのが実情ですね。1人ではメンタルが持たなかったと思います。面接時には企業の面接官から心ない言葉を浴びせられたこともありました。
記者
圧迫面接ですね。。。
そうですね。面接時の感想や、今後の改善点をスタッフに相談し、親身に聞いていただいたおかげで次の面接につなげることができ、無事一般企業の事務職につくことができました。
記者
おめでとうございます。現在は働きやすい環境ですか?

障害者求人での応募ですので、配慮事項などを面接時に伝えて体調が安定して通えるように企業側からもサポートを受けています。

また就労移行支援の定着支援にて月に1度の面談や問題があった場合には就労移行支援からの企業への相談などのバックアップ体制もあるので、安心して勤務を続けられています。

記者
就職をして変わったことはありますか?
今までは、物事が思うようにいかないことばかりでマイナス思考が強かったのですが、就職をし働きは出したことで考え方が非常に前向きになりました。
記者
それはよかったですね。今後も継続して働くことはできそうですか?
私の病気自体が原因がわからないので不安が全くなくなったと言うことはありません。しかし状況が少しでも良くなっていくことで今まであった痛みや心の辛さは大きく改善されましたので今後も継続して仕事をしていきたいと思ってます。
記者
ありがとうざいました。今後のご活躍をお祈りしております。

-コラム

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